CADSUPER 機能概要

CADSUPER

業界No.1のドラフティング性能を持つ純国産2次元CAD。国産の強みをいかし簡単・便利に設計出来るように設計者の要望を取り込んだベストセラー2次元CADです。他形式(DXF/DWG、MICROCADAM)フォーマットとの親和性も高く取引先とのデータ交換もストレスなく実現できます。3次元データ(IGES, Parasolid)から投影図・断面図を取得する機能も搭載しており、3次元CADデータも有効活用できます。


主な特徴

より直感的な操作性を追求


CADSUPERでは快適な操作性と高い生産性を付加した環境を目的として、 3次元CADとの連携強化(メモリー制限の解除)を実現するため64BitOSへの完全対応やデータセキュリティの強化、グループ形状機能(組図・部品図連携)や詳細図機能(ビュー機能連携、 直感的に要素を編集可能な選択コマンドや新たな設計支援システムなど、様々な機能を開発、強化いたしました。

[選択]コマンド機能

要素を選択すると、要素上の端点や中点、円の中心などに小さなポイントが表示され、そのポイントをドラッグすることで変形や移動、縮尺等、ダイナミックな編集が省操作で実行できます。


[スマート寸法]コマンド機能

計測したい要素に応じて、寸法形状を自動的に作成できるスマート寸法機能が搭載されました。3次元CADと操作性を統一することで、寸法線記入の効率が飛躍的にアップいたします。




3Dデータを最大限に活用


上流からの3Dデータを利用し、投影図に展開する機能を搭載しております。また、3Dデータを活用し、現場で求められる図面を作成するための便利な機能を搭載しております。

3Dデータからの展開機能

複数のソフトを介在しなくても統一操作で3次元モデルからの投影図・断面図作成が可能です。 投影図作成時は、投影モデルや投影方向を指定し設計者の意図とする3面図・6面図投影を簡単に作成することが出来ます。
投影図取得時の補正機能により、投影図作成時に発生する問題点(端点未接続・重複要素による容量増加・円弧の微小線分化など)を解決します。


投影図展開後の編集機能

3Dデータを活用し、現場で求められる図面を作成するための便利な機能を搭載します。
不要な隠線削除、断面隠線処理、面取り線削除など、加工図面を作成するために便利です。


造形用データ形式で出力し、3Dプリンタで造形!

取り込んだ3Dデータを活用する方法として、造形用データ(STL)に出力することができます。 出力されたデータを利用して、話題の3Dプリンタで造形サンプルを作成することができます。




さまざまな便利な機能


設計工数を軽減する機能やスムーズな情報伝達を実現するためにタブレットを活用したビューワの対応などさまざまな便利な機能に対応しております。


元図と詳細図が連動する連動詳細図の実現

詳細図作成後、元図が変更修正になった場合、詳細図側も自動的に反映し、設計作業工数削減を実現しております。


ワンクリックで簡単に作成できる省略図機能を搭載

簡単に省略図(中間省略や対称省略)を作成する機能を搭載しましたので作図作業が大幅に改善されます。


画像を挿入・成形する機能を搭載!

任意の画像を配置、成形(変形等のサイズ調整)出来る機能を搭載。
図面データに画像を付加することで実際の装置などのイメージがわかり、打合せや設計に役立ちます。


タブレット対応ビューワやマーキング機能

手書き感覚で簡単にマーキング(朱書き)ができる機能を搭載しました。 フリーコマンドで手書き文字入力が容易になり、一度描かれたマーキング情報を軌跡、範囲指定で削除が可能となりました
また、タブレット専用 『CADSUPER Viewer(Android/iOS用)』で作成された「朱書き」データをCADSUPERで読込み、図面に反映することも可能です。


傾斜補正機能

3Dデータや他形式図面を読込んだ場合に、微妙に角度を持ってしまった線をチェックし、補正する機能です。




図面作成を助けるさまざまな基本機能


効率的な図面作成を支援する認識支援機能など様々な便利機能を搭載しております。


認識に便利な自動ズームアップ機能!

要素が集中している箇所に便利な自動ズームアップ機能。マウスカーソルが虫眼鏡に変更され、マウスクリックで拡大ウインドウが表示されます。また、重複した要素選択時は重複要素選択機能が実行され目的の要素を正確に選択することができます。


機械要素部品の置き換え機能

配置後の機械要素部品を書き直すことなく、同一部品のサイズ変更や部品種類の変更が出来るようになりました。設計変更時や類似形状図面の作成時などの図面変更作業を大幅に効率化致します。


図面の修正箇所が一目でわかる! 図面比較機能

2枚の図面を重ね合わせて比較する機能を搭載しています。新図面と旧図面の相違点を瞬時に表示できる為、時間のかかる検図作業を大幅に工数削減いたします。また、図面のバックアップ機能と連携することで、作図中図面と旧図面との比較も可能で更新差分の検出も容易に行えます。


親和性の高いデータ互換変換を実現! コンバータ機能

DWG/DXFデータとの互換性を保つことが出来る為、他社CADとの相互運用が可能です。モデル空間/レイアウト空間両方の変換やビューポートによる異縮尺図面、ByLayer属性の変換も可能で、他社CADで作図したイメージと違和感なくCADSUPERで表示作図出来ます。 DXF/DWG形式以外にも、MICROCADAM形式(32bit版のみ対応)、BMI形式、JWW型式、CADSUPER SX/JX形式、EASYDRAW形式 のダイレクト変換機能を搭載しています。


機械設計系機能 1

標準でJIS規格に基づく機械要素(ねじ・鋼材・ピンなど)が搭載されています。部品として扱えるので基準点と向きを指示するだけで簡単に配置することが出来ます。部品を選択する際には規格に基づくサイズのみを表示するため、選択が容易です。


機械設計系機能 2

寸法公差、幾何公差、面の肌記号などの記号群を取り揃えています。さまざまな公差形状に対応しており、付加したい寸法をクリックするだけで、簡単に公差追加出来ます。また、公差以外の記号に関してもわかりやすい選択画面と配置が出来ます。


金型設計系機能

金型設計ならではの豊富な寸法作図機能を標準搭載しています。座標・角度・径の引き出し寸法線、自動累進寸法線など金型図面を作図するときによく利用される寸法形状が簡単に作図出来ます。 その他にも金型作成に必要な逃しや角Rを簡単に作図する機能や、抜き勾配を作図する専用コマンドを搭載しています。



機能比較

CADSUPER 202X CADSUPER Lite
《基本性能・機能》
対応OS10,11
ライセンス方式ドングル方式、ネットワーク方式
作図エリア(mm)10の14乗
最大要素数1600万要素
最大要素数点・線・円(円弧)・楕円(楕円弧)
文字・NURBS曲線
ハッチング・塗り潰し
パターンハッチング
点・線・円(円弧)・楕円(楕円弧)
文字・NURBS曲線
ハッチング・塗り潰し
パターンハッチング(※)
※パターンハッチング登録機能なし
線種任意定義可 最大25種
線幅任意定義可 最大10種
任意定義可 最大256種
線端矢印、黒丸、三角、建築、土木
白丸、上矢印、下矢印、黒三角
任意
矢印、黒丸、三角、建築、土木
白丸、上矢印、下矢印、黒三角
※任意線端なし
レイヤ任意名称可 最大30,000
レイヤセット、投影図
ナビゲーション
認識マスク設定(登録可)
プリンタ出力
プロッタ出力(HPGL)
OLEOLE2対応
マーキング
アイソメ図作図
テクニカルイラスト
電子捺印/図面保護
連動詳細図/省略図ビュー機能
図面比較機能
ラスターデータ機能
データの軽量化補正
金型図専用コマンド
機械要素
ねじ・ボルト、鋼材、軸、ピンなど

ねじ・ボルト、鋼材のみ
3Dモデルからの投影/断面図作成 3D図面展開機能
《他形式データサポート》
DXF/DWG
MC/BMI
CADSUPER FX/JX/SX
EASYDRAW
DXF/DWGビジュアルパラメータ編集
一括変換(外部アプリ)
《部品機能》
埋込部品
連動部品
部品属性/部品表(Excel可)
ポップイン配置〇(シルエット連動)
矩形
〇(配置時のみ)
矩形、形状
部品シルエット
パーツボックス
《カスタマイズ》
コマンドマクロ
VBスクリプト
.NETインターフェイス

動作環境

OSWindows 10 / Windows 11 は SW2022 SP2以降のバージョン
CPUIntel CoreI3同等またはそれ以上(推奨 Intel CoreI7 以上)
メモリ2GB以上(推奨 16GB以上)
グラフィックカードメモリ128MB以上のOpenGLアクセラレータボード(推奨)
1280×1024 32ビット True Color以上